店舗

小さな町の洋菓子店がカフェをオープン。クラシカルな空間で作りたてのデザートを。

2年前にオープンした「にじいろお菓子店」内に「nijiilo cafe」が誕生しました。
オーナーパティシエの小針明美さんは若い頃、レストランパティシエとして働いた経験があり、ケーキとは全く異なるデザートの概念に衝撃を受けたそうです。「カフェという空間で、作りたてのデザートをお出ししたい」。それは小針さんが、長年思い描いていた夢のひとつでした。

「ケーキは持ち帰って召し上がる時に美味しいと感じるクリームの固さやナパージュの有無を計算して作るものです。このカフェでお出しするデザートは、作りたてが最高の状態のもの。今しかない温度や食感をも楽しんでいただきたい」と話します。淹れたてのコーヒーや紅茶、ハーブティーなどのドリンクメニューは、デザートと相性の良いものをセレクトしています。

店内はクラシック感のある洗練された雰囲気。深みのある床板に、塗り壁や木調の壁などを組み合わせ、場所によって違った印象を与えます。パテーションはレトロなガラスを使いオリジナルで作りました。スタッフの作業動線を考えたレイアウト、そして棚の位置や高さも綿密に打ち合わせを重ねて仕上げました。「このカフェが、訪れる人の息抜きの場になれたら。そんな店を目指します」と小針さんは話してくれました。

小針さんへ質問してみました。
Q.今回カフェスペースをリフォームしましたが、どのようなところをこだわりましたか?
A.落ち着いた空間にしたかったので床はあえて古めかしく仕上げました。ワンフロアなので、パテーションで空間を区切りました。その建具もレトロなガラスを入れたオリジナルで作っていただきました。とても気に入っています。また、席によって雰囲気を変えたいと思い、壁の素材や色味もあえて違うものを取り入れてました。お客様が「ここが一番好き」とか「次はあの席に座ってみたい」とか思ってくれることが、私にとってはとても嬉しいです。

Q.大人がゆっくり過ごせる空間ですね。どんなお客様に来てほしいですか?
A.あらゆる世代の方に来ていただきたいです。たとえば、女性同士のスイーツ会に利用してほしいですね。子育てや仕事がひと段落して、月に一度くらいは女友達とゆっくりおしゃべりしたいというグループに、ここで美味しいコーヒーとスイーツで楽しく過ごしてもらいたいです。年配のご夫婦でこられる方も多いです。実はスイーツ好きな男性、いらっしゃいますよね。パートナーと一緒に、読書や会話をしながらゆったりと過ごしてください。また、小さいお子様がいらっしゃるご家族もぜひ。ベビーカーで入れる幅を取っています。子どもが小さい時は周りを気にしてカフェに行くことを躊躇してしまう方が多いですが、どうかお気になさらず。コーヒーや紅茶だけでなく、ハーブティーやソフトドリンクもご用意しています。
ここを訪れる方にとって、この空間や時間が、スイーツが、日常の中の癒しになるような店になれたらと思っています。

にじいろ菓子店
浅川町大字浅川大明塚14−2ー2
080−9013−6576
11:00〜18:00 カフェは16:30ラストオーダー
定休日 毎週月曜日、火曜日は予約のみ(カフェは休み)

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