(I様邸 西郷村)
「思い描いている理想の住まいを、自分の手で作っていきたい」。埼玉県出身のご夫婦が求めたのは、西郷村にある築35年程の中古の戸建てでした。仕事の関係で福島県に出向していたご主人が、家族と生きる土地として選んだのは‘自然と便利さがちょうど良い’場所’。ずっと探していた中古物件が見つかり、吉田技建にキッチンのリノベーションを依頼しました。「こうしたい!というニュアンスをくみ取って、なんとかして実現してくれようとする姿勢が嬉しかった」とIさん。壁の色調や塗り方、古材を使ったシステムキッチンのカウンターや棚など、空間を創るひとつひとつの要素にこだわりました。
埼玉から移住を決めたIさん。ご主人は黒磯のパン屋さんに勤務し、都内にお勤めの奥様はリモートワークが中心。お互いを尊重しあうふたりは、完成したキッチンで一緒に料理をしたり、食事やお酒を愉しむ時間が増えたそうです。今は、他のスペースを自分で手がけるため、あちこちに出かけて古材や建具を買い揃え、休日にDIYで少しずつ作り上げています。夢は「自宅の一角でブレッド&コーヒーの店をオープンすること」。おしゃれな空間においしい香りが漂う素敵なお店を訪れる日が待ち遠しいです。
初めてお会いした時、社長と髙橋さんの熱意が伝わってきて、一緒に作ってもらいたいと思いました。僕らが「こうしたい!」と希望したことに対して、できないとは一度も言いませんでした。どうやったら叶えられるか?を一緒に考え、実現してくれました。伝えたイメージをカタチにする能力がとても高い会社だと思います。
カウンター:既存のシステムキッチンを古材を使い、カウンター式にアレンジ。古材は自分たちで探して見つけてきたものです
スイッチ:壁はグレー×ベージュであたたかみのあるアースカラーに。ニュアンスのある塗り方で仕上げました
棚から外:食器類は棚に置いて、見やすく、使いやすく。明かり採りの窓の風景も気に入っています
扉:以前に購入していた古い引き戸。ぴったりのサイズではなかったけれど、微調整してキッチンの扉になりました