先代が大切にしていた建物をリノベーション。子や孫たちが集まる明るく愛らしい部屋に。
白河市 Y様邸 （2021年12月完成）Reform&Renovation
お父様から引き継いだ築６０年の家に住むＹさんご夫妻。蔵が併設されている町家造りの建物が趣深い住まいです。今回は、蔵の２Ｆ部分をリノベーションすることに。
３人のお子さんは独立し、それぞれ遠方で暮らしています。新しい家族も増え、帰省する機会が多くなったことから「３人それぞれの家族が安心して滞在できる場所をつくりたい」と考えたことがきっかけでした。
和室２間とホールだった場所を、３部屋に区切るというプランを希望。それぞれの部屋を広くとれるよう広縁や収納を省くことに。また、冬はとても寒く、夏は暑かったため、快適な室内環境を改善。しっかりと断熱修繕を行いました。
「冬の室内の暖かさは本当にありがたいですね。幼い孫たちを安心して迎えられるようになりました」と奥様。
こだわったのは、和モダンをベースにしたインテリアコーディネート。子どもや孫たちが楽しく過ごせる空間をどのように作ろう？と考えていたところご主人が「３人の色にしたらどうかな？」とアドバイス。お子さんたちは自分の持ち物が分かるよう、長女は赤、長男は青、次男は黄をテーマカラーにしていたのだとか。自分たちのカラーを使い完成した各部屋をお子さんたちもとても喜んでいるそうです。
私がギケンさんに決めた Point！
これからの家のイメージを前向きに捉えることができました
知り合いから話を聞いていたので、まずは相談してみることにしました。担当の高橋さんに自分たちのプランを話すと、いいですね！できますよ！と前向きな返事をいただいたので背中を押してもらいました。計画時はちょうど私の退職と重なったので、空いた時間でじっくりと楽しく作り上げることができました。
1. 鉄瓶で毎朝コーヒーをいれるのがご主人の日課。良い香りが古民家を包み込みます。
2. 子どもや孫たちが使う洗面は、名古屋タイルを採用。いろいろとシュミレーションして決めた過程も楽しめました。
3. ブルーグレーの壁色を基調とした部屋。畳敷きの落ち着いた雰囲気で居心地が良いです。
4. 飾り棚には、娘さんの作品を飾っています。家族を出迎える日が楽しみですね。
