祖父母が住んでいた住居を取り壊し、その土地に新しい家を建てたSさん。祖父宅には古い梁や柱、建具や箪笥が残されていました。家づくりを検討していて当初は少し違うテイストを希望していましたが、吉田社長と話しているうちに「家族が大切にしてきたものを受け継いで、長く愛おしんでいきたい」と考えるようになったそうです。
珪藻土の塗り壁と、床には無垢のパイン材。そこに年代を感じる太いあらわし梁や引き戸を取り入れたアンティークな空間。リビングに置かれたミッドセンチュリー系のソファもよく馴染んでいます。吉田技建オリジナルで造作した木製の棚には、奥様の地元・会津の焼き物をディスプレイ。古民家スタイルの住まいには、洋風のものも和風のものもしっくりと馴染みます。
「これから、その時の暮らし方に合わせていろんなコーディネートを楽しみたい」と話します。
古民家のような佇まいの中に、Sさん好みの家具がしっくりと馴染んでいる。玄関下がり壁の欄間やリビング収納棚におさめた箪笥は祖母から譲り受けたもの
リビングと和室を仕切る引戸もお譲り。年代物にしかない味わい深さがある
玄関には奥行きのあるシューズクローク。コートやシューズ、ゴルフバッグなどはすべてここに
奥様が好きなブルーグレーは、階段の手すりや扉に。空間のアクセントになっていておしゃれ
季節感のものを暮らしの中に。廊下の壁のニッチに、庭に咲いている花をさりげなく飾っている
寝室からつながるオープンスペースは、眠りに着く前に過ごす場所。読書やカフェをしてくつろげる時間だ
玄関ホールにも洗面ボウルを設置。
2階の洗面台は、ドレッサーとしても兼用したくて、家族が並んで朝支度ができるほどの大きさにしました。窓から入る朝の光が気持ちが良くて、大好きな場所です!