西白河郡西郷村 E様邸(平成27年12月完成)
もともと、ミッドセンチュリー系やヴィンテージ系の家具が好きで、仙台や郡山に行く際は、家具屋さんやおしゃれなカフェに立ち寄るのが趣味だというEさん。「家を建てるなら、家具だけでなく、家そのものを好きな世界観で表現したい」と考えていました。リビングには、ダメージ加工した梁が現しなっていたり、通常なら屋根裏などに使うラーチ合板を壁材として取り入れていたり、個性的なテクスチャーを持つ素材が随所に使われています。当初は、吉田技建が建てている家とはテイストが違うので、お願いすることをためらった。しかし吉田社長は「自分たちの好きなようにやったほうが良い」と、Eさんが好みそうな材料を探しては、提案してくれたそうです。「好きなものに囲まれていると、本当に居心地が良いんです。帰ってくるとホッとします」と話します。共働きで小さいお子さん2人を子育て中のEさんご夫婦。毎日慌ただしく過ごしていますが、家のことも子どもの世話も、夫婦で協力しあって暮らしています。「いつもふたりでやるから、何をしていても楽しいんです。彼がドリップしたコーヒーを飲みながら、一息つく時間が好きですね」。こんな毎日が幸せ、と奥様はで微笑みます。
2Fのフリースペース。白い壁とブルーグレーの扉でちょっとレトロな雰囲気を演出
シンプルな空間を、照明やタペストリーでコーディネートしたくつろぎの寝室
叶えたい要望の一つだったリビング階段。アイアンの手すりと合板の壁のコントラストも◎
ヴィンテージ感のある家具に囲まれたリビング。ソファやテーブルは「カリモク」で統一
吉田技建の菊池さんは、以前から知り合いで信頼できる人でした。家づくりを考えはじめたとき、社長と菊池さんに相談したのですが、ほんとうに親身になってくれて…この人たちと家づくりがしたい!と思ったんです。自分たちの希望を取り入れながら、コストを抑えて予算内で叶えてくれたことも嬉しかったです。
箱型の外観と片ながれの屋根が印象的なEさん邸。子どもたちが成長し、ウッドデッキで遊ぶことも増えた。これから庭をつくって、外で過ごす時間も楽しみたいのだとか