リノベーション NEW
白河市・T 様邸
奥様がお父様から譲り受けた思い入れのあるご実家を、T様ご夫妻がセカンドライフを楽しむ別邸へリノベーション。かつての居間は広くて明るい土間に一新し、自然素材の優しさに包まれる空間に。昭和レトロなオーディオセットや木の机はお父様が大切にしていた思い出の品。ご主人がDIYした棚には奥様のお気に入りの雑貨を飾り、結婚当初に購入した籐家具も温もりを添え、どこか懐かしい雰囲気に癒やされます。その先のLDKとの間の引き戸にはご夫妻が色にこだわったガラスを配し、特別感のある日常を楽しんでいます。
「床柱を残してほしい」というお父様の願いを叶えながら柱の位置を生かして改修し、かつての和室や廊下、台所の区切りをなくしたオープンなLDKへ。昔ながらの良き風合いは残しつつ、機能性も快適性も大幅に向上し、心地よい住まいとなりました。
庭を望むリビングではお客様を迎えてランチやお茶を楽しむことも。「内装は自然素材が理想だったので、無垢の床と珪藻土入りクロスの柔らかい雰囲気も気に入っています」と奥様。素敵な照明もこだわりのひとつです。
「白河市外に家はありますが、父の遺志で実家と土地を継ぐことになり、ずっと憧れていた吉田技建にリフォームを相談しました」と微笑む奥様。LDKと土間を仕切る建具の一部にガラスを提案し、赤、黄、透明の3色が視覚的にも楽しく、個性があふれるデザインに。「かっこいいよね」とご夫妻の一番のお気に入りです。
古い台所は、「予算内で仕上げたかったので業務用のキッチンを探しましたがシンプルで使いやすいです」と笑うご主人。ご実家で使っていた食器棚も空間に馴染んでいます。
「ものづくりや絵を描くことが好きなので土間で作業をするのが夢でした」と話す奥様。センスの良い雑貨やご実家に残っていたミシン、アンティークのインテリアが土間空間を彩ります。光と風がめぐる新生活の舞台では楽しみがどんどん広がっています
玄関扉を開けると、アンティークの窓やかわいいタイルを施した手洗い場がお出迎え。「もとは壁だった部分に理想的な窓を提案してくれたので明るくなってうれしかったです」。
「吉田さんから手作りの蜜蝋ワックスをいただいて家族みんなで床に塗ったことも良い思い出です」と振り返るご夫妻。一緒にワックス塗りしたお子さんやお孫さんは帰省した際にはこちらへ宿泊することもあるそうです。
「これ以外はないと言えるようなバランスの良い素敵な住まいになりました。外側のテラスに面した下屋も気に入っています」とご主人。週末は広い庭の草むしりで忙しく、畑での野菜作りにも挑戦しているそう。
「心地よい暮らしを叶えたこの家でこれから過ごす時間が楽しみです」と笑顔があふれるご夫妻。好きが詰まった理想の住まいで充実したセカンドライフを送っています。